本日は弊社ホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
イービーエム株式会社は2006年8月9日に大学発学生ものづくりベンチャーとして、町工場がひしめく東京都大田区にて創業いたしました。
私は修士と博士課程の合計5年間、そして現在も引き続き外科手術訓練シミュレータの開発、および外科技能の定量化に関する研究を行っております。
弊社最初の製品であるオフポンプ冠動脈バイパス手術(OPCAB)訓練装置YOUCAN(ヨウカン)・BEATは、1,000人を超える国内外の外科医、早稲田大学の学生・先生、町工場、行政、医療機器メーカーの方々の支援によって完成しました。
このオフポンプ冠動脈バイパス手術は、天皇陛下が受けられたことで有名になりましたが、世界的にも日本が非常に得意とする繊細な手術であり、シミュレータトレーニングを通じて、日本の技術が世界の医療発展に貢献する可能性を持ったものでもあります。
社名のイービーエム(EBM)とは、通常医学の世界で用いられるEvidence Based Medicine(根拠に基づいた医療)ではなく、Engineering Based Medicine(工学的見地に基づいた医療)の略です。
医工連携という言葉が聞かれるようになって久しいですが、我々の目指すEBMとは、工学や工学的手法を駆使し、すこし先の未来や社会に求められる医療をデザインし、具現化することです。
Engineering Based Medicineのビジョンによって、少しでも日々臨床業務に尽力されている医療従事者を支援するとともに、日本ならではの新しい発展に貢献できるよう努めて参ります。
現在では製品もBEAT、YOUCANのみならず、血流解析ソフトウェアhemoscope,流れの可視化実験用高輝度蛍光粒子FLUOSTAR、縫合訓練用ブタ皮膚、脳外科血管吻合用モデル、卓上顕微鏡等と着実に増えて参りました。
また、2013年3月には「ふくしま医療福祉機器開発事業補助金(平成25−27年度)」への採択や、福島駅前におけるEBMふくしま製造開発センターFIST(Fukushima Institute of Surgical Training)の竣工、国内外でのDry labトレーニングの展開のように、産官学連携を重視し、「少しでも良い社会を目指すアクティビティ」を進めております。
Team イービーエムの想いはひとつです。
「技術向上を目指す医師の想いに応えたい!医療に一生懸命な医師を支援したい!」
その想いが具現化できたとき、多くの命が救われ、多くの幸せが医師から患者に贈られることになると信じております。
社会の慣習や商習慣も全くわからない状態から、想いと情熱だけで始めたベンチャーです。
関連する方々には失礼等多々あるかとは存じますが、ご指摘ご叱責を皆で素直に受け止め、ひとつひとつを学びとして成長して参れれば幸いです。
今後とも皆様もご支援ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
2004年4月 | 文部科学省知的クラスター創成事業「岐阜大垣地域ロボティック先端医療クラスタープロジェクト」研究開始「患者ロボットの開発」 |
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2006年3月 | 自家用操縦士(飛行機)免許取得(陸上・単発/米国ホノルル国際空港) |
2006年8月 | イービーエム株式会社創業 代表取締役就任(現職) |
2006年10月 | 早稲田大学理工学術院21世紀COE客員研究助手 就任 平成18年度大田区「明日のものづくり広場」委員 |
2008年3月 | 文部科学省知的クラスター創成事業 完了 |
2008年7月 | University of Pittsburgh Medical Center, Heart, Lung and Esophageal Surgery Institute 客員研究員 |
2008年10月 | 早稲田大学理工学術院GCOE 客員研究助手 |
2009年10月 | 大田区観光大使 |
2010年4月 | 早稲田大学 先進理工学部 共同先端生命医科学専攻 助手 |
2011年10月 | 世界経済フォーラム Global Shaper 選出 (U-33) |
2012年1月 | 世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)招待参加 |
2012年6月 | Methodist Hospital DeBakey Heart & Vascular Center, Visiting Research Fellow |
2014年4月 | 福島県立医科大学心臓血管外科 博士研究員(現職) |
2022年12月 | 日本モンテッソーリ発達支援研究センター 副代表就任 |
2023年6月 | 社会福祉法人聖母愛真会 理事就任 |
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