福島市にて、手術トレーニングシミュレータを活用した若手医師育成の取り組みを紹介
イービーエム株式会社は、令和8年7月3日、福島市役所において、福島市における研究開発の取り組みと、手術トレーニングシミュレータを活用した若手医師育成の可能性について紹介する機会をいただきました。
本取り組みは、福島市に研究開発拠点を置く当社の医療教育技術と、太田綜合病院における教育活用事例を通じて、手術シミュレータを活用した医師育成、地域産業振興、市内医療機関・教育機関との連携可能性を共有するものです。
当日は、心臓血管外科手術シミュレータ「YOUCAN」および心拍動再現シミュレータ「BEAT」を用い、実際の手術手技に近い環境で安全かつ反復的に訓練できるシミュレーション教育の意義をご説明しました。
YOUCANは、冠動脈バイパス手術に必要な約2mm径の血管吻合を想定し、繊細な運針、糸さばき、血管壁の取り扱いなどを体験できる訓練モデルです。
近年、若手医師が臨床現場で段階的に手術手技を経験する機会は、手術手技の高度化、低侵襲手術の普及、働き方改革、手術室での教育時間の制約などにより限られつつあります。その中で、実際の患者さんに負担をかけず、失敗・反復・フィードバックを安全に経験できるシミュレータ教育は、外科技能の習得において重要な教育手法となっています。
太田西ノ内病院で実施された研修医向け体験では、「外科に興味が湧いた」「練習により上達する道筋がみえた」「外科医になることも進路の一つとして考えられる」といった前向きな意見が得られており、シミュレーション教育が外科への関心形成や自己効力感の向上に寄与する可能性が示されています。
当社は、2006年の創業以来、心臓外科手術・内視鏡外科手術を対象とした手術トレーニングシミュレータの開発・製造・販売、ならびに学会・研修会への機材提供・運営支援に取り組んでまいりました。今後も、福島発の医療教育技術を通じて、若手医師が外科の魅力に触れ、地域全体で外科医育成を支える新たな教育モデルの構築に貢献してまいります。

実施概要
日時:令和8年7月3日(金)午後1時30分
場所:福島市役所本庁舎 市長応接室
内容:
・イービーエム株式会社の紹介、福島市における研究開発の取り組み
・外科医不足の現状と、手術シミュレータを活用した医師育成の可能性
・太田綜合病院における教育活用事例
・福島市内の臨床研修病院・教育機関との連携構想
・心臓血管外科手術シミュレータ等のデモンストレーション
使用機器:
・YOUCAN:冠動脈バイパス手術訓練用モデル
・BEAT:心拍動再現シミュレータ









